ゲームのマルチ化の先にあるものは・・・
据置機は3メーカー、携帯機は2メーカーで争っているわけですが、
一昔のファミコン、PS2のように独占的なハードへ淘汰され集約されることが
現在の市場ではなりにくくなりつつあります。
それはゲーム機メーカー自体のソフトメーカーであるファーストパーティは
ともかく、属さないサードパーティが出すゲームソフトは大半がマルチ化に
なっているという現実があります。
(要は複数のゲーム機で同じソフトを発売すること)
確かにOnlyOneで出せればリソース的には一番なんでしょうが、
その1つだけでは次世代機の制作費の高騰などがあり1つの機種
だけでは思ったように収益が上げられないという現実があります。
また、予定していなかったハードで出すと、そのハードメーカーから
補償金が出るため売れなくてもそこそこ回収できるという事も
あるらしいですね。
現在一番普及率の高いWiiですら、専用にする事が出来ないというのです。
まあ、Wiiは任天堂のソフトが強すぎ、サードパーティが売れないというのは
よく聞くことです。
しかも、Wiiはそこそこの性能で解像度的にはSD画質であり、いずれにしろ
近年HDへの移行は免れないでしょう。しかし大手のサードパーティはともかく、
多くのWiiのみの弱小メーカーはHD化が負担になるんじゃなかろうか。
※Wiiは最近特にこのような話が沢山で来ていますね。
そこで同じタイトルを同時に複数の機器で出せば、そこそこの売り上げでも
合計すれば収益に届くであろうという計算もあるのでしょうか。
マルチ化はグラフィックエンジンの共通ライブラリ化によって、手間が昔ほど
掛からなくなって移植しやすくなっているのは事実ですが、
共通化は両刃の剣であり、作りがいい加減だとその機種の本来の性能を
生かせないという事にも繋がってしまいます。
どの機種でも同じゲームが出るというのは、本当に良いことなんでしょうか?
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