今日見たブルーレイ
・風の谷のナウシカ
ディズニー/ブルーレイ/AVC/リニアPCM2.0ch/118分
スタジオ・ジブリ作品のようやく始まった旧作品のブルーレイ化第1弾。
どうも宮崎監督は、新技術やデジタル技術はお嫌いのようで、この作品を
出すに当たっても、時間が経てば劣化するのは当たり前なんだから、
デジタル修復は要らないなどと言っていた。映画の音声もドルビーデジタルが
出だした頃、想像力が有れば、モノラルでも十分だといって、ステレオにすらも
関心がなかったようだし。
ファンからすれば、できたてのような最高の品質をいつでも見たいと思うわけで、
デジタル修復はその手助けに過ぎない。以前なら、時間が経てば
劣化していくのは仕方ない事だったであろうが、デジタルによって簡単に当時の
作品に再現出来る時代になっているのである。
ホントこのような変に頑固なのは困ったものです。
で、結果的には最低限の修復にとどめたようで、かなり不満な点が多く残念な出来。
DVDよりは確実に良くはなっているが、普通以下の画質といったところか。
あと、かなり赤みが強い。その昔大騒ぎになった「赤千」よりはマシだが、
色温度を通常の映画の6500°程度で見ると赤っぽくて見られたものではない。
ビデオ作品なみの9500°程度に上げるとかなり見やすくなるが・・。
色調整がおかしいのか、元にフィルムの劣化で赤っぽくなっているのか・・。
音声はリニアPCMでかなりリアルな方。ただ、ステレオ表記だが、
ほぼモノラルである。
・スパイアニマル Gフォース
ディズニー/ブルーレイ/AVC/DTSマスターオーディオ5.1ch/88分
見た目はまったく普通のモルモット。しかし、彼らはスパイとして高度な訓練を
積んだFBI特殊スパイチームだった!? 進化したコミュニケーション能力と
戦闘技術、そして何より小さく機敏な身体を活かして、難しいミッションに
立ち向かっていた。しかし、ある日、FBIから Gフォース解散の知らせが入り、
彼らはFBIに捕獲されることに?
ヒット・プロデューサーのブラッカイマー製作のCGアニマル映画。
ディズニーお得意の動物ものお子様映画。出来は今ひとつ。
ストーリーはひねりもなく、おかしくも何ともない。
画質はまあまあ。音声は普通か。
・エスター
ワーナー/ブルーレイ/VC1/ドルビーTrueHD5.1ch/128分
この娘、どこかが変だ。9歳の少女エスターには、悪いことばかりが付きまとう。
生まれ故郷のロシアでは孤児となり、以前の育て親は火事で亡くなり、
エスターだけが助かった。でもコールマン一家に養子として引き取られ、
ようやく彼女に平穏が訪れたように見えたが・・。
ホラー専門の映画会社ダークキャッスル制作のサスペンスホラー。
えぐいシーンは少ないが、そのサスペンス描写がかなり痛いこと痛いこと。
見終わった後、後味の悪さは一級品で、かなりゲンナリする事必死である。
画質は普通、音声も普通か。
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