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2009年3月に作成された記事

2009年3月29日 (日)

今日見たDVD

・アイアンマン
 ソニー/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/126分
 アメリカンコミックの映画版。
 兵器開発会社の御曹司で兵器開発の天才であるトニー・スタークが
 アフガンで自身の開発兵器のデモに参加するが、帰り道でゲリラに襲われ
 デモと同じ兵器の製造を強要される。その作業の合間を盗み、パワードスーツ
 を作成し、脱出に成功する。自社の兵器がテロ組織に使用されていることを
 知ったトニーは、新たなパワードスーツを製作し、テロ組織を殲滅するが・・。
 男の子が感激するようなデザイン、かっこよさで、パワードスーツが圧倒的な
 破壊力を発揮する場面が秀逸。ストーリーはある意味はちゃめちゃだが、
 バットマンに通じるような雰囲気がある。1作目で人物紹介に終わったきらい
 もあるが、それを上回るかっこよさ!
 冒頭、パラマウントのロゴが出る。あれっと思うが日本ではソニー配給のため
 らしい。
 画質はやや、甘たっるい気がするが、まあまあ。音声もドハデなシーンが多い
 割にやや迫力不足のような・・。

・1408号室
 東宝/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/104分
 スティーブンキング原作の幽霊ホテルもの。
 呪われた場所を取材し、体験本にして暮らしている作家のマイクは、
 実はその手の超常現象には会った試しが無く、存在は信じていなかった。
 ある日、サーフィンで溺れかけたマイクの元に、NYのドルフィンホテルの
 1408号室には泊まるなという警告のハガキを受け取る。
 その1408号室に泊まった客はすべて死亡している事を知ったマイクは、
 支配人の忠告も聞かずに泊まることにするが・・。
 よくある幽霊屋敷もののひとつ。怖がらせ方もあんまし怖い表現ではない。
 ポルターガイスト現象の表現がほとんどで別段怖いような感じではない。
 ホラーとしては、失敗作のような気がする。
 画質は普通。音声はこの手の作品でよくある使い方も少なく、あんまし
 凝っていないためか迫力は少ない。

・センター・オブ・ジ・アース
 ジュネオン/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/92分
 SFの父、ジュール・ベルヌ原作の地底探検をモチーフにした映画化。
 10年前、探検に出て兄が失踪した地底学の教授が甥っ子と
 その手がかりを求めて、アイスランドの火山にやってくる。
 ガイドのハンナと火山に設置した地震計を調査しているときに天候が突然
 荒れ始め、洞窟に閉じこめられる。出口を探している最中に、
 地球の中心まで続く、縦穴に落ちてしまうが、そこはまさに地底探検の
 場所そのものだった・・・。
 ジュール・ベルヌの作品が事実だったとするSF作品。ブレイダン・フレイザー
 が主演を演じるが、しょーもないギャグを連発し、気を削いでしまうのが惜しい。
 特撮はまあまあの出来。赤青メガネを使用する3D版と、普通の2D版が同梱。
 3D版は常時、メガネを掛けている必要があるが、あまりにも色調が悪く、
 5分と持たない。この手のメガネ使用の3D作品は実用とはほど遠い。
 2Dでの画質は普通。音声はまあまあか。

・デスレース
 ユニバーサルUK版/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/89分
 経済が崩壊したアメリカ。警察組織は民営化され、デスレースという、囚人が
 レーサーになって死闘するのが中継され、娯楽になっていた。
 連勝中のフランクという囚人が、5連勝しようかというときに、レースに負けて
 死亡する。その人気を持続させるために元レーサーを無理やり犯罪者に仕立て
 刑務所送りにしてフランクの身代わりとしてレースに参加させようとするが・・。
 トランスポーターのジェイソン・ステイサム主演。ボディビルダーのようなマッチョ
 ではないが、ムキムキな肉体感覚が面白い。息つく暇もないカーレースシーン
 が見所。90分程度の作品だが、緊張感が持続して飽きさせない。
 画質は普通。音声はレースシーンが大迫力だ。

・バンク・ジョブ
 ジュネオン/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/110分
 1971年のロンドン。ベイカー街の銀行の休日に、強盗団が侵入し
 貸し金庫室にあった金品が強奪される。この中には、イギリス王室の
 スキャンダル写真があった・・・。
 同じくジェイソン・ステイサム主演。肉体勝負のような作品ではないが
 イギリスの各俳優の個性が色濃く出て、サスペンスものとしてはまあまあの出来。
 画質はまあまあ、音声は派手なシーンも少ないので迫力は少ない。
 

2009年3月22日 (日)

今日見たDVD

・アキラ
 バンダイビジュアル/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/124分
 ブルーレイ聡明期からその発売が予告されていたにもかかわらず、
 2年近く発売延期になっていた「AKIRA」。音声がTrueHD、192kHz24bit
 のという規格上限の音声サンプリングでようやく発売。
 ただ、1部のAVアンプなどの組み合わせでは5.1chの192kHz24bitサンプリング
 が処理できず、単なるステレオになってしまうものもあるので注意。
 画質はカッチリではなく、ややソフトなイメージ。今更ながらその書き込み量の
 多さに驚く。現在のCGでの製作ではなく、セルアニメなのでその作業量は
 想像を絶する。
 注目の音声192kHz24bitサンプリングはリアル指向で、派手さは少ない。
 さすがに生々しさがつきまとうが、この映画にあっているとかいうと、
 おとなしめよりももっとど派手な方が良いような気がする。

・パコと魔法の絵本
 アミューズ/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/105分
 舞台はちょっと変わった人たちが集まっている、とある病院。
 中でもわがまま放題のクソジジイ・大貫は病院中の嫌われ者。
 そんな大貫がある日パコという名の女の子と出会います。
 パコは同じ絵本を毎日楽しそうに読んでる女の子。
 ところが、大貫はそんな天使のような女の子まで自分の勘違いで
 ぶってしまいます。でも、翌日になるとパコはケロっとした顔でまた
 大貫に近づいてきます。実はパコは記憶が1日しかもたない女の子だったのです。
 そこから大貫は自分の人生を反省し、パコのために何かしてあげられないかと
 思い始め、あることを思いつきます。それは、病院のみんなでパコが読んでる
 絵本のお芝居をしてあげること・・。
 邦画には珍しいファンタジーもの。ドハデなCGとの合成が見物。
 ただ、余計なギャグ丸出しな過剰な演出が気を削いでしまい、
 本来のファンタジックな面が薄れてしまっているのが残念だ。
 画質はまあまあ。音声も派手さはなく普通。

・つみきのいえ
 東宝/DVD/MPEG2/ドルビー2.0ch/12分
 今年のアカデミー賞アニメーション部門を受賞した作品。
 長年水面が上昇したため、家を上方向に建て増し続けている
 家に住む、おじいさんのお話。ある日パイプを水面下の旧部屋に
 落としたおじいさんが、探しに潜ったときに部屋毎の昔を思い出す・・。
 10分ちょっとの小品アニメーション。本来は音声は音楽のみで
 声は一切無い作品だが、子供向けにナレーションを追加した版も収録。
 作品としては上質だが、発売の製品として12分のみ収録で1900円は
 やや高い。過去の作品と同梱した製品として売って欲しかった。

辛い3月・・・

ここのところ、不況に合わせてでもありませんが毎年恒例の花粉症に
悩まされています。そのためブログ更新も滞ってしまっています。
4月後半になれば、そんなもの無かったように引っこんでしまうんですがねぇ。
(T_T) もう少しの我慢です・・。

2009年3月 1日 (日)

今日見たDVD

・スカイ・クロラ
 VAP/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD6.1ch/122分
 押井守監督の最新アニメ映画。
 完全な平和が実現した世界で、戦争は会社組織となり、ショーとしての戦争
 となる。そこでのみ戦い生きることが決められた永遠に子供のままの彼らは
 ”キルドレ”と呼ばれた・・。
 初めて見る人にはその世界背景は説明されないので、何が何やらよく分からない
 うちにストーリーが淡々と進む。そこで戦うだけの苦悩する永遠の子供たちを
 描くが、どうも消化不良気味。どうやら戦争用のクローン人間らしいというのが
 分かりかけた位で乗りきれないうちに分からぬまま終わってしまう。
 アニメのキャラはどれもこれも感情が分かりにくいノッペリとしたもので、
 この作品とは合っていないような気がする。戦闘シーンのCGはかなりの
 出来だが、キャラとはやっぱり合っていなくて、違和感がありあり。
 映像は、どのシーンも一枚のベールに包まれたようなソフト的な表現。
 はっきりくっきりな映像ではない。
 音声は、戦闘シーン、銃撃シーンなどはかなりの迫力。

・クロノス
 ジュネオン/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.0ch/42分
 IMAX用に作成されたドキュメンタリー風景映画。製作は1984年で、
 65ミリフィルムを使った圧倒的なアナログ映画だが、古さは全く
 感じさせない。壮大な風景ドキュメンタリーが表現されている。
 画質はかなりのもの。音声は5.0chで純然たるBGMのみだが
 穏やかで壮大な音楽がすばらしい。

・地獄の変異
 ソニー/ブルーレイ/AVC/リニアPCM5.1ch/97分
 洞窟モンスターホラー。ルーマニアの山深い山脈で、巨大洞窟が
 発見された。急速に探索を開始するが・・。
 奥深い閉ざされた洞窟に古代から潜んでいた寄生生物が
 宿主を凶悪に変貌させていた。まあよくあるホラーストーリーだが
 密室と相まって、かなりの緊張感。
 画質はまあまあ。音声はリニアPCMで迫力満点。

・インクレディブル・ハルク
 ソニー/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/112分
 アメリカンコミックのハルクの2度目の映画化。
 ハルクになる最初のシーンをイントロとして使用し、その後の
 逃避行から、実験していた大学に舞い戻るまでを描く。
 前作はモロ出来の良くないCGのオンパレードで、動きなどは
 現実離れしすぎた点が、余り良くなかった。今作もCGはかなりの
 多用で、似たような感じもするが、出来はかなり良い方。
 映像はまあまあ。音声は今ひとつ迫力がない。