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2009年5月に作成された記事

2009年5月31日 (日)

今日見たDVD

今日見た作品はどれもこれもブルーレイらしい超高画質な作品ばかり。
単にワーナーの作品がなかっただけとも言えるが。(苦笑)

・エヴァンゲリヲン新劇場版:序
 キング/ブルーレイ/AVC/DTSマスターオーディオ5.1ch/101分
 安濃監督の超ヒット作品の映画化1作目。ようやくブルーレイとなって登場。
 DVD版がフィルムよりテレシネの1.01。今回はデジタルデータより
 ブルーレイにしたバージョン1.11。場面など一部修正されているようだ。
 待たされただけあって、超高画質。音声もDTSマスターオーディオと、
 ドルビーTrueHDで収録。オリジナル音声はステレオ2.0chはリニアPCM。

・ピノキオ
 ディズニー/ブルーレイ/AVC/DTSマスターオーディオ7.1ch/88分
 有名な童話であるピノキオをディズニーが映画化したなんと戦前の作品。
 1940年製作公開。丁寧にリストアしてブルーレイ化による超高画質作品。
 さすがに画角は4:3だがその完成されたアニメーションは動き、絵ともに
 最高の出来だろう。
 音声は7.1chにしているが環境音主体で、その恩恵は少ない。

・モンスターズ・インク
 ディズニー/ブルーレイ/AVC/DTSマスターオーディオ6.1ch/92分
 ピクサーが贈るCGアニメ映画の傑作。最高峰の技術を駆使したこの作品は
 今見てもきめの細かい超絶なCGで有ることが分かる作品だ。
 ブルーレイ版はそのデジタルデータをほぼそのまま移したような、超高画質。
 音声はDTSマスターオーディオのロスレスが大迫力で迫る。

・鉄ワン・アンダードック
 ディズニー/ブルーレイ/AVC/リニアPCM5.1ch/82分
 昔のアメリカTVまんがの「ウルトラわんちゃん」の映画化。
 落ちこぼれの警察犬、シューシャインはある日、マッドサイエンシストの
 実験場で実験台にされるが、手違いからスーパーパワーを手に入れる。
 ディズニーお得意のCGを駆使したファミリー映画。バカバカしい展開と、
 お約束なストーリー運びがやや目に付いて、あんまし面白くない。
 画質は最近の作品らしく、かなりの高画質。音声もリニアPCMで大迫力。

・BLOOD THE LAST VAMPIRE
 アニプレックス/ブルーレイ/AVC/DTSマスターオーディオ5.1ch/48分
 押井守主催のプロダクションIG作品。
 人間界に潜む吸血鬼<翼手>を狩る一人の少女・小夜。
 アメリカ軍基地に潜むことを知り、ハイスクールに潜入するが・・。
 デジタルマスター版が、かなりの高画質。

・トランスフォーマー
 パラマウント/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/143分
 第2弾が公開に当たってようやく、日本語ブルーレイ版が出たトランスフォーマー。
 画質はカッチリクッキリの超高画質。音声もドルビーTrueHDで迫力満点。

・スタートレック ザ・モーション・ピクチャー
 パラマウント/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD7.1ch/143分
 オリジナルメンバーによる、映画版ブルーレイボックス。
 すべてがドルビーTrueHD7.1chした、気合いの入ったBOXである。
 その中から、30年前の作品になってしまう第一作作品を見た。
 画質はかなりクッキリの超高画質。音声もドルビーTrueHDで迫力満点。
 唯一残念なのが、映像を追加したディレクターズカット版でないことだ。
 せっかくのBOX化なのだから両方入れて欲しかった。
 しかし最近のパラマウントは気合いの入れ方が違う。丁寧にブルーレイ化した作品
 が多くて本当にすばらしい。どこぞのワーナーも見習って欲しいものだ。

2009年5月17日 (日)

今日見たDVD

・レッドクリフ Part I
 エイベックス/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/147分
 ジョン・ウ-監督の三国志から前半のクライマックスである赤壁2部作の
 1作目。日本人俳優として、金城武・中村獅童が参加している。
 国の統一を目指す曹操は80万人の兵と2000隻の戦艦を擁し呉に
 侵略しはじめた。孫権と劉備は同盟を結ぶが・・。
 パート1だけでも2時間半ある大作。やや中だるみの部分があるが、
 なかなか飽きさせない演出である。
 画質はかなりの高画質。音声もロスレス音声で、戦闘シーンは大迫力だ。

・2010年
 ワーナー/ブルーレイ/VC1/ドルビーTrueHD5.1ch/116分
 キューブリックの「2001年宇宙の旅」の続編。ディスカバリー号の謎を
 解くべく、ソ連のレオーノフ号で赴いた責任者・設計者の3人が見たものは・・。
 2001年がほとんどセリフのない、見せる映画に比べて、2010年は語る映画
 になっている。しゃべらんでも良いことを俳優に言わせているので、困ったものです。
 出た当時(1984)の世界情勢を見てストーリーを考えているので、旧ソ連との
 にらみ合いの部分が多々出てくるが今となっては、無用な部分だ。このあたりを
 監督が考えて作成していたら、もっと内容は違っていただろう。
 画質はソフトフォーカス気味。音声もロスレスだがあんまし迫力はない。

・ビック・フィッシュ
 ソニー/ブルーレイ/MPEG2/リニアPCM5.1ch/125分
 ティム・バートン監督のおとぎ話風ストーリー。
 おとぎ話を語ることで有名になった父を疎ましく思っていた息子が、その父の
 死の間際に本当の父の事を知るが・・。
 ティム・バートン監督には珍しい特撮がほとんど無いおとぎ話の語り方が
 面白い。
 画質はブルーレイ初期の作品のため、MPEG2でのエンコードだが、
 特に破綻した感じはない。音声はリニアPCM5.1chではあるが、迫力はない。

2009年5月 5日 (火)

今日見たDVD

・ダ・ヴィンチ・コード
 ソニー/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/174分
 ルーヴル美術館で殺された館長の周りに残された不可解な暗号。
 容疑者として現場に連行されたラングドンは館長の孫娘と名乗る
 暗号解読者のソフィーとともに脱出をはかり、謎を追い求めるが・・。
 2年ほど前にえらくブームになった作品。ブルーレイもすぐに出るかと
 思ったが、続編の「天使と悪魔」の公開直前の今頃になって発売。
 劇場公開版に25分を追加したエクステンデッドエディションになっている。
 劇場公開版は見ていないので、どこがどう変わったのか分からない。
 そのため3時間近いストーリーはさすがにだれる場面も多くて、
 今一つの出来。
 画質は、やや甘めのソフトフォーカス気味。解像度感を狙った感じではない。
 音声はTrueHDの5.1chだが、そう派手な演出ではない。

・地球が静止する日
 フォックス/ブルーレイ/AVC/DTSマスターオーディオ5.1ch/104分
 名作「地球の静止する日」をキアヌ・リーブス主演でのリメイク。
 日本語のタイトルは「の」から「が」に変わっている。
 巨大な謎の球体がNYに降り立つ。その中から降りたった「クラトゥ」と名乗る
 宇宙人が、「地球を救いに来た」と告げるが・・。
 コンセプトは、旧作と変わらないが、細かい点がかなり変わっている。
 大きな変更は、子役の扱いだろうか。
  ・旧作・・無垢で純粋に好奇心あふれる少年として描き、クラトゥを導く
       重要な役どころ。
  ・新作・・継母と合わない夢破れたような自暴自棄な少年で、文句だけは
       一人前にたれるが物語にはほとんど関係がない。
 ロボット・ゴートの特撮やら、かなりがんばっているんだけど、上の子役の絡んだ
 部分を旧作を変に改変して生かし切れていないようなストーリー。
 ほとんど出ずっぱりだが文句だけは言うくせにそのシーンは結局ストーリーとは
 関係がないので見ていてイライラしてしまう。
 画質は最近の作品だけあって、かなり高画質。音声も迫力がある。

・爆音鉄道・ことでん
 ポニーキャニオン/ブルーレイ/AVC/DTSマスターオーディオ5.1ch/55分
 四国高松を走る「ことでん」こと高松琴平電気鉄道の引退直前の古い車両を
 ハイビジョン+ロスレス音声5.1chで始発駅~終点駅まで丸々収録。
 昔の電車の音を再現した、鉄っちゃん向けの作品。
 自分は鉄っちゃんではないが、懐かしさで購入。
 タイトルには爆音と出ているが、ジェット機のような音ではなく、昔ながらの電車音。
 今の電車はかなり静音になっているが、一昔のはそれこそ独特の音がしていた。
 カメラアングルは運転席からの映像ではなく、電車の先頭に取り付けられたような
 感じで一切電車内は映っていない。これはこれで良いんだけど、運転手が映った
 アングルも入れて欲しかったな。
 画質はHDカメラによるビデオ作品だけあって、その場にいるかのような驚異的な
 解像度。音声は、ロスレス収録で超リアル。

2009年5月 2日 (土)

今日見たDVD

・トップガン
 パラマウント/ブルーレイ/AVC/DTSマスターオーディオ6.1ch/110分
 パラマウントがHDDVD一本化表明のため、ブルーレイでは1年以上
 お預け状態になったが、ようやく発売された。
 てっきり、お蔵入りのを再発売したものと思っていたが、再作成し直した
 ようで、かなりの高画質。音声もロスレスとなって、理想的な爆音が楽しめる。
 内容は、よくあるお約束なストーリーだが、実物のF14たちの圧倒的な存在感が
 楽しめます。

・悪魔のいけにえ
 ジュネオン/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/84分
 説明しなくても震え上がる、ホラー映画の金字塔。
 元が16mmフィルムのため、画質はあんまし良くない。
 音声も、とってつけたようなサラウンドで効果は少ない。
 もう40年近くも前の映画だがそれを除いても余りある、
 後半の恐怖映像連続の迫力がものすごい。

・ダイアリー・オブ・ザ・デッド
 ジュネオン/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/95分
 ゾンビものの巨匠、ジョージ・A・ロメロの最新作。
 卒業映画を撮影中の大学生のグループ。ラジオから死者が蘇り
 人々を襲っているとこを知り、逃げるすがら映像に残そうとするが・・。 
 う~ん、インターネットや、TV等のメディアを使ってドキュメンタリー性を
 高めようとした演出であるが、今では当たり前のような演出になってしまって
 あんまし効果はない。今まで作品のような孤立した人々の悪あがきのような
 悪夢が感じられないし、映像表現もあんましどぎつくはない。
 映像はビデオカメラ風の荒い画質。音声もそんなに派手ではない。