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2008年2月に作成された記事

2008年2月28日 (木)

次世代DVDの今後は

HD DVDの撤退により、次世代DVDはブルーレイで進んでいくことになった。
次世代DVDは最後の光メディアと言われているが、どうだろうか?
また、ネットワーク配信が今後のライバルとも言われているが、どうなるであろうか。
自分なりに考えてみた。

・最後の光メディア
 現在規格の決まっている2層DISKで50GB、将来は8層200GBあたり
 までは行きそうだという。これ以上はさすがにきついのではないか。
 ここまで要るかという問題もあるが、1枚で済むのなら、容量は多い方が良いのは確か。
 ブルーレイの保護層が0.1mmという事からしてもこれ以上、薄くは無理であろう。
 それを考えれば、最後の光メディアと言うのはうなずける。
 なぜ、大容量になるほど、保護層が薄くなるのか?これはピックアップと記録膜が
 近ければ近いほど、反りに強くなり、チルト制御(傾き制御)がし易いからである。
 要は近いほどデータの読み取り精度が高くなるのである。
 反面記録面に近づくには限界もある。一番近いのは接触となってしまうからだ。
 もうすぐ出てきそうなのがホログラム記録DISKである。1TB以上は優に記録できる
 らしいが、まだ一般的ではない。が、4・5年以内には出てきそうだ。

・その他のライバル
 1.HDD
   大容量の最先端を行くのがHDDである。コンシューマーHDDでも3.5インチの
   1TBのHDDは30000円を切っている。1.8インチHDDでも320GBの製品は
   もう目前だ。この先さらに大容量になるのは目に見えている。
   しかしHDDには、記録面とドライブが一体になっているという、弱点がある。
   要は故障する事によって、記録データも使えなくなってしまうと言うことだ。
   記録DISKが取り出せる、光ディスクの方がはるかに保存性と持ち運びが良いのは
   一目瞭然であろう。iDVRという製品もあるが、現在の規格では1巻の記録容量が
   小さくて話にならない。
   現在のHDDレコーダーのように一時保管エリアとしては、使用されるであろうが、
   持ち運びメディアとしては、あまり期待は出来ない。

 2.フラッシュメモリ
   フラッシュメモリは最適なメディアと考えられる。記録速度は速いし、機械的な
   可動部品がないので故障が非常に少ない、振動に強いなど良いことずくめだ。
   ただ、DISKメディアに比べてべらぼうに高いのが難点だろう。
   1枚50GBとほぼ同じ容量の64GBは約10万越えだから話にならない。
   それにパッケージメディアとしては大量生産が出来ないのが痛い。
   でも売れれば売れるほど安くなる量産効果と、ICの技術革新によってかなり
   安くなることは目に見えている。DISK並の50GB程度が1000円前後に
   なれば、現実になるだろう。3・4年以内にはなりそうな感じではあるが・・・。
   パッケージとしては、ROMでなくてはならないが、それならフラッシュでメモリで
   ある必要はないというジレンマがある。

 3.ネットワーク配信
   一番実現に近そうなのがネットワーク配信だろう。FTTHが当たり前になり、
   ハイビジョン画質の配信も実際に行われている。ただ、この配信は、
   ビットレートなどの圧縮率も高く、真のHD映像とは言えない。また音声は
   AACとかの効率優先であり、ブルーレイとかのロスレスは望むべくもない。
   これで十分という意見もあるが、それではDISKメディアには到底替わりとして
   は普及しないと思う。バックグラウンドとして、40Mbps程度が安定して通信できる
   環境にならなければ、使い物にならないと思う。

 3つほどのライバルになりそうな物を選んでみたが、どれもこれも一長一短で
 DISKメディアの替わりにはまだまだなりそうもない。
 あくまでパッケージメディアでは、あと最低5年はブルーレイ主体の時代が
 続くのではないだろうか。
 しかしその次の世代ではパッケージメディア自体がなくなる形態になるのは
 必然だと思う。

2008年2月27日 (水)

東芝のHD DVD撤退に思うこと

HDDVD撤退報道時の時に、自分は少なくとも何らかの保証をすべきだと思ったし、今もそういう考えを変えるつもりはない。
しかし他の掲示板や、ブログなどを見てみると、何事も自己責任なのだから、単なるDVDプレイヤー、HDDレコーダーとして使用でき、全く使えないわけではない。言っていることはおかしいではないか?そういったことを望むのはおかしいという意見も多かった。
しかしながらそれらの意見はいわば趣味の嗜好品とはいえ、買った物はちゃんとした家電製品と言うことを忘れている。家電製品なら7~10年は使うのが当たり前である。それが、プレイヤーとして発売して2年、レコーダーとして発売後3ヶ月も経っていないのである。しかも売れ出したのはこの半年であろう。それがいきなり意味のないガラクタに1企業の都合によって変えさせられたのである。「単なるDVDプレイヤー、HDDレコーダーとして使える」という東芝の発表、自己責任であるという人たちの意見はあまりにも買った人々を馬鹿にしている。買った人たちは、単なる現行規格のものとしてではなく、東芝を信用し、次世代DVDの機能を買ったのである。決して現行機の機能を買ったのではない。東芝は買ってくれた人の信用をもすべて打ち捨てたのである。

2008年2月24日 (日)

今日見たDVD

・Taxi3
 アスミック/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD6.1/87分
 冷静なスピード狂のタクシー運転手と、おっちょこちょいでドジばかりの
 刑事のコンピものコメディ第3弾。
 この作品から、内容は羽目を外し過ぎになってしまっている。
 やっぱ1作目のウィットに富んだギャグセンスは見あたらない。
 画質は普通。音声はTrueHDの6.1chと表記されているが、
 迫力はあまり感じない。

・リトル・レッド シレピ泥棒はだれだ!?
 ディズニー/DVD/MPEG2/ドルビーデジタル5.1/81分
 有名な赤ずきんちゃんをパロディにしたCGアニメ映画。
 ディズニー配給だが、まったく別の映画会社作成の作品。
 その為か、内容はかなり毒のある様なストーリー。キャラデザインも
 とても一般向けとは言えないぷっくりとしたお人形さんのようなもの。
 このようなキャラはアメリカでは見向きもされないという話だが、はて?

2008年2月16日 (土)

東芝HD DVDから撤退確実の模様

とうとう、東芝がHD DVDから撤退する事を固めた模様です。
今日の19:00のNHKニュースでも流れたようですね。

NHKニュース 東芝 HDDVD撤退で調整
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/02/16/k20080216000104.html

1月のワーナーショックから怒濤の様にアメリカのメーカー・小売店などが
離脱していってましたが、こんなに急激に事態が進むとは思いませんでした。
少なくとも今年中頃までは、もう少しがんばるだろうと見てましたが・・・。

HD DVDを採用していた他企業も影響を受けそうです。
ドライブメーカー、ソフトメーカー、メディアメーカーなどなど。

再生専用メディアの場合、その規格の売れないからといって簡単に
供給を止めるべきではありません。なぜなら、ソフト供給を絶つということは
使い物にならないゴミを多量に作ることに他ならないからです。

その点、自己で記録再生できるレコーダーとは、世に問う製品の
責任の重さ・種類が違うのです。
レコーダーは記録できる入力メディアがある限りとりあえず使用できます。
が、プレイヤーはその点、即使用不可能なゴミくずと化すのです。
東芝は消費者に、不要ゴミを買わされた事に対する責任を取る
自覚があるのでしょうか?
これからの後始末が企業として問われるでしょう。

最低限、消費者に対し購入製品の無条件買い取り、
もしくはブルーレイ製品への交換を行うのが規格を推進した企業の
責任の取り方でしょう。自分はそう思います。

2008年2月11日 (月)

今日見たDVD

・ラッシュ・アワー3
 ジュネオン/DVD/MPEG2/DTS-ES6.1/91分
 クリスタッカーとジャッキー・チェンが組んだ刑事相棒物のコメディ第3弾。
 敵方に、真田広之、工藤夕貴が扮している。中国マフィアの首領の秘密を
 突き止めようとした、中国大使が狙撃される。その謎を追って
 お騒がわせコンビがパリまで行くが・・。
 さすがに歳取ったなぁと思ってしまうジャッキーでアクションも切れがなく、
 あっと驚くアクションシーンもない。マシンガントークが自慢のクリスタッカーも
 かなりふっくらとした体型になってしまい切れもない。しゃべくる中身も今までの
 作品よりワンテンポずれたようなシモネタ満載のしゃべくりでつまらない。
 目玉のエッフェル塔でもアクションはすごいことはすごいんだけど、
 今ではあのくらいは驚かないのよねぇ。単に梁の上で飛び回っているだけだし。
 オマケに梁から落ちた先はしっかり網があって、緊迫感が感じられない。
 悪役の真田広之も最近はあちこちの外国映画で見かける様になったのは
 良いのだけど、どれもこれも存在感が薄い演技ばかりで、出ている意味ないのでは
 と思ってしまう。今回でももっと悪役に徹した演技でも良かったのではないか。
 どっちにしてもシリーズ最悪の内容になってしまった。
 画質は最新の映画らしくかっちりしたものだが、ブルーレイなどに比べると1段落ちる
 のは致し方ないところ。音声はDTS-ES6.1でそこそこの効果。

・ゴジラ モスラ キングギドラ大怪獣総攻撃
 東宝/DVD/MPEG2/ドルビー5.1/106分
 平成ガメラで名を上げた金子修介監督のゴジラ作品。あえて初代ゴジラの
 続編として描いたのが今作。日本に上陸し暴れ狂う破壊神ゴジラと、
 護国三聖獣であるキングギドラ、モスラ、バラゴンが死闘を展開するが・・。
 初代ゴジラ以降の作品はなかったことにしている点が新鮮だが、暴れる場所が少なく
 見所が限定的なのは残念。特撮はまあまあだしがんばっている方でしょう。
 でも3匹も対抗する怪獣として出して意味があるのか疑問に思ったのも確か。
 平成ガメラ2のように多方面に移動しながら、それなりの場面が用意されていたのに
 対してあまりにもあっさり描きすぎているのが不満。あと、主人公の単なる
 番組アシスタントの様なのが箱根から自転車だけであっさり横浜まで追いついて
 しまうというのはあまりにも現実離れしすぎている。対決のさなか良いところで
 つまらん色々なとやりとりが挟まるので、気がそがれてしまい乗れなくなってしまった。
 第一現場ですぐ近くで放射能火炎が噴射されまくった後もピンピンしているのは
 なんでやねん?少なくとも焼けただれた様子をいれるべきでしょう。
 脚本のまずさがそのまま出た感じで、平成ガメラの良さがよく分かる作品です。

2008年2月10日 (日)

今日見たDVD

・U-571
 ギャガ/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1/116分
 第2次世界大戦さなか。ドイツ軍の誇るUボートが故障して漂流する。
 Uボートに似せたアメリカ潜水艦が救援に駆けつけた振りをし、
 暗号機エニグマを奪取すべく行動するが、味方艦を魚雷で撃破されてしまい
 やむなくUボートで帰投しようとするが・・。
 潜水艦物。敵からも、下手すると味方からも攻撃を受けるという
 ストーリー。なかなかの緊張感で飽きさせない。
 画質は普通。音声はドルビーTrueHD5.1でそこそこの効果。

・ハリーポッターと賢者の石
 ワーナー/ブルーレイ/VC-1/リニアPCM5.1/152分
 ハリーポッター物の第1作。近作よりもかなり幼くきごちない演技の
 主人公たちはかえって新鮮に映る。やはり、1・2作は出来が良いことを
 痛感する。画質は良い。音声はリニアPCM5.1で迫力満点。

・戦闘妖精雪風
 バンダイ/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1/106分
 バンダイお得意の高価路線BOX。DVD素材からのアプコンらしく
 あまり画質は良くない。元が4:3の為か、収録も4:3表示である。
 こういったせっかくのワイド画面が生かせない収録は困るなぁ。
 多少上下が切れても良いから、ワイド収録して欲しいね。
 画質は普通以下。音声はドルビーTrueHD5.1でそこそこの効果はあるが・・。

2008年2月 3日 (日)

今日見たDVD

・アンダーワールド
 ギャガ/ブルーレイ/AVC/リニアPCM5.1/121分
 ドラキュラ族対狼男族の1000年に渡る戦い。そのドラキュラ側の女戦士
 であるセリーンが、狼男族に狙われている人間の謎を追う。
 薄暗いゴシック的な画面構成と、ストーリー運びがなかなかの出来。
 セリーン役のケイト・ベッキンセイルがはまり役。
 画質は普通。音声はリニアPCM5.1で音像の迫力がかなり違う。

・ファンタスティック・フォー銀河の危機
 FOX/ブルーレイ/AVC/DTS HDマスターオーディオ5.1/92分
 マーベルコミックの映画化第2弾。前作でスーパーヒーローになった
 4人が惑星を食い尽くす遊星の使者、シルバーサファーとの激闘を描く。
 前作に比べてスケールダウンは否めない。
 しかもストーリーは4人のいざこざを中心に置いているようで、
 見ていて何か痛々しい後味の悪い感じがする。もう一つ。
 画質は最近の映画だけあって高画質。音声はサラウンド感は
 そこそこかな。

2/2のぽんばし

2月最初のぽんばし。1月の末にはゲーム機のソフトが多量に発売になった。数は数えてないが数本はあったと思う。しかし最近のは複数のプラットフォームで同時に発売する物がほとんどになっているので、数は多いようでも種類は少ない。そのゲーム機でしかないといったソフトは少なくなりましたねぇ。まあリスク分散という意味からいえば仕方ないのかもしれないけど、何だかなぁ。

いつもはアマゾンで予約するのだが、買おうと思ったときは売り切れだったので久々に店で買おうかと思った次第。その為か、どこのゲームソフト売場はかなりの混雑だった。
で、一番人気はWiiの「大乱闘スマッシュブラザーズX」ですかね。正直、Wiiは解像度は低いし、音声もステレオのみで迫力なしなのであんまし買いたくないのですが、さすがにこれは任天堂が手がけるだけ合ってWiiのみですな。SOFMAPで5980円、ディスクピアで、6180円だった。結構高い。任天堂が関わっているならもっと安くして欲しいものだ。J&Pお得意の何か買えばグッズをあげますよ、という封書が来ていたので、その為にディスクピアで買うことにした。ちなみにそのグッズは今回、電子レンジでスパゲティが茹でられる耐熱ケースだった。そのオマケの箱だけはでかくて困ってしまった。

PCパーツは最近あんまし欲しいというのがないので、あまり見なくなってしまった。45nm版のクアッドコアのが出たらまた虫がむずむずしそうではある。