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2008年5月に作成された記事

2008年5月25日 (日)

東芝からDVD・HDDレコーダのX7などが出たけれど・・。

発表直前たっだがHDDVD破綻で延期になり、HDDVDの機能を
外したX7などが発表されています。
AVウォッチ
東芝、フラッグシップDVDレコーダ「VARDIA RD-X7」
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080515/toshiba1.htm

が、HDDVDなどの次世代を外したので、な~んも魅力のない製品
になってしまっている。
自分も3・4年前ほどの「RD-XS46」から東芝のは買っていない。
というよりそれ以降の東芝の製品に買う魅力が感じられないのだ。
東芝のRDシリーズといえば、先進的な機能を他社に先駆けて
取り入れ、マニアに絶大な人気を誇っていた。
それが次世代のHDDVDを手がけだしてから、自己中心的な
面ばかりが目立ち、消費者の立場で考えた製品というのが
出てこないように見えるのが非常に残念に思う。

この新製品の一番の特徴は、HDRecというAVCエンコード
でハイビジョン画質をDVDに記録できるというのが一番の売り。
しかしこれの問題点は、HDRecを採用しているレコーダーが
東芝のみしか現時点で存在しないという点だ。
他社機種で再生できず、要は自己再録しかできないのである。
6倍で録れてお得なように宣伝しているが、それなら普及してきた
さらに長時間録れるブルーレイの方がよっぽどランニングコストは
上だしね。
現世代のDVDで再生互換性がないのはどうにもならない欠点だし、
無くてもいいというなら現時点ではブルーレイの方がよっぽど
メーカーも多く普及しているし、安心だ。

HDRecはDVDフォーラムが承認した唯一のDVD規格で
安心であるという点を幾度となく強調しているが、
そんなもの何の保証にもならないということが未だに
解らないのであろうか?
DVDフォーラムというのは単なるDVD製造会社の互換性
を決める任意的な集まりであって公的な規格策定機関ではない。
その証拠に、HDRecを採用したDVDプレイヤー、レコーダーは
東芝以外で未だに出てきていない。その点を強調するなら、
積極的に他社に働きかけ、普及に努めるべきであろう。

東芝のレコーダーのシェアはかなり前から20%を割ってしまっている。
元々売れるパイが少ないこの状態で、日本の技術志向が非常に高い
消費者相手に次世代でもないレコーダーがはてさて、どれくらい
売れるだろうか?

今日見たDVD

・ピーターパン
 ソニー/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD6.1chEX/113分
 ディズニー以外でのピーターパン映画。(スピルバーグのフックもあるが)
 ウェンディが今夜も弟たちにおとぎ話を聞かせ、寝かしつけた深夜、
 ピーターパンとティンカーベルがウェンディたちをネバーランドへ誘う・・。
 オリジナルなお話に後半は独自の解釈をしたピーターパン映画。
 特撮も映像も凝っていて面白いが、キャスティングが良くない。
 ピーターパン役の男の子はまだましだが、ウェンディ役と
 妖精ティン・カーベル役がどうもしっくりこない。
 自分から見たらこのティン・カーベル役の俳優さんは
 ちっともかわいくないし、単にヤキモチ焼きのおばさんにしか
 見えないのは致命的。
 しかも全般的にストーリーがかなり暗いイメージで描いているため、
 見ていて辛いような映像になってしまっている。
 みてわくわく楽しいのではなく、見ていて何となく息苦しいのだ。
 悩むピーターパンなんて見たくなんかないやい!
 そういう意味では期待はずれな作品。
 ドルビーTrueHD6.1chEXとなっているが、PS3では5.1chでしか
 認識しない。

・ALWAYS 続・三丁目の夕日
 VAP/DVD/MPEG2/DTS5.1ch/145分
 大ヒットしたALWAYS 三丁目の夕日の四ヶ月後からを描く続編。
 東京オリンピックが決定した昭和34年春。淳之介を預かって
 暮らしている茶川の元に淳之介を連れ戻しに来た川渕。
 人並みの生活が出来る証明として、芥川賞に向けて執筆を
 開始する。それを見守る周囲の人々を描く。
 冒頭の初代ゴジラが東京で大暴れするシーンがえらく秀逸。
 自分が作成したいゴジラはまさしくこれだよ!と監督が
 主張しているのが聞こえるようだ。
 この制作会社で初代ゴジラでリメイクして欲しいな。
 このシーンだけ見たら後は見んでもよろしい。
 ま、それ以外は、可もなく不可もなくというところか。
 特に特徴もない1作目と同じような内容。
 特に駄作でもないが、佳作でもない平凡な作品。

・蛇娘と白髪魔
 角川/DVD/MPEG2/ドルビー2.0chモノラル/94分
 楳図かずおの「赤ん坊少女」「ママが怖い」を映像化した映画。
 昭和42年頃の映画なので、当然モノクロ。
 怖いシーンは時代もあって、かなりちゃち。
 楳図作品は映像化するととたんに怖くなくなるのが多いが、
 これも怖くない。
 主演は、TV版河童の三平にも出ていた、当時超売れっ子の
 名子役の松井八知栄。

2008年5月20日 (火)

パラマウント、7月25日から日本向けBlu-rayを再発売

ようやく、パラマウントが7月より国内での発売を再開。
・AVウォッチ
 http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080519/param.htm
 再発売作品
  ドリームガールズ
  ワールド・トレード・センター
  ザ・シューター/極大射程
  クライシス・オブ・アメリカ
  ブラック・レイン
  M:I トリロジーBOX

でもほとんどが以前発売していて、HDDVDに一本化して中止にしたものばかり。
しかも、とても次世代とは言えないブルーレイにする意味がない音声仕様のもの。
要は発売中止し、回収し倉庫でホコリをかぶってったのをもったいないから
そのまま再出荷ってところか。どこぞの料理店みたい。
新作はまあ秋以降だろうな。でもパラマウントは面白い映画が多いのも確か。
今後の新作にちょっぴり期待。

2008年5月19日 (月)

AVアンプを買い換え

去年買ったAVアンプ・ONKYOのTX-SA605だが、特に不満点も少なく、
安くてほぼ次世代にフル対応な点が気に入っている。
ただ、HDMI入力が2つしかなくさすがに足りなくなってきた。
現在の機器でもHDMIの機器は以下の通り
 ・PS3
 ・XBOX360
 ・HDDVDプレイヤー
これだけでも3台だ。それにそろそろブルーレイレコーダーを買おうかなぁ
と思っているので、そうすると当然もう一つ増える訳だ。

HDMIセレクターという手もあり今まで1台1万台のを3台ほど買ったが、
相性がかなり激しく、どれもこれも不満点ばかりでまともに使えるものがなかった。
それなら最初から4台はいけるAVアンプを選ぼうと思った次第。

でも探してみると結構値段が張る高級AVアンプでも3つが最高なのが多い。
さすがに10万超える機種は買えるはずもない。(泣)
その中で、4月末に発売になった後継機TX-SA606X(N)は、エントリー機で
ありながら定価は前機種とほぼ同じ、機能的にはアップしてHDMI入力が4つある。
TX-SA606X(N)
Txsa606xn

Txsa606xn_2_2








ということで(笑)、早速注文。税込・送料込で59400円だった。
昨日届いてセッティング完了!

良くなった点
 ・HDMI入力が4つに増えた
 ・普通のビデオ映像(D端子入力も含む)が1180iにアップコンバート出力
  あんまし綺麗には見えず意味がないような映像。そこまで望むのは無理か。
 ・ボリュームが低くてもかなりの音量が出るようになり、
  音声が迫力が増したように感じる。
  前機種では、レベル60あたりまで上げないと迫力がなかったが、
  新機種では40超えると、かなりの音量になる。
悪くなった点
 ・D端子入力が2つに減った
 ・HDMI入力4つ+D端子入力2つでも映像入力として選べるのは5つまで
  入力6なのに5つしかメニューにないもんだからフルで接続はしたものが
  すべて有効に選択出来ない。6つの内、1つは諦めないといけないから痛い。
 ・所々の部品がコストダウンからか、ちゃちになった。金メッキも減ったようだ。
  前面AUX入力で、S端子入力がなくなった。
 ・リモコンのデザインは良くなったが、操作性は悪くなった。
  2度押ししないと、対応しなくなったものが多くていちいちめんどくさい。

まあ、不満より満足の方が大きい事は確か。

2008年5月18日 (日)

今日見たDVD

・ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
 ワーナー/ブルーレイ/VC-1/リニアPCM5.1ch/142分
 ハリー・ポッターの第3作。両親を死に追いやったシリウス・ブラックが
 アズカバンから脱獄した。ハリーを狙っているとの噂が立ち・・・。
 シリーズも三作目ともなると、パターンが似てくるのは仕方がないにしても、
 あんましどの話も同じように思えてきてつまらなくなってしまう。
 まあ、今後の方向性を決めた内容だけど、かなり退屈。
 画質はまあまあ。音声はリニア音声で迫力だけはある。

・死者の書
 ジュネオン/DVD/MPEG2/ドルビーデジタル2.0ch/84分
 日本屈指の人形制作者、川本喜八郎監督の人形アニメ。
 大津皇子を題材にした折口信夫の小説「死者の書」の映像化。
 人形アニメは映像で見せるものが多く、なかなかマニアックなものが多い。
 川本監督の作品は独自の日本的表現がすばらしいのが多く、
 好きな作家の一人だ。ただ、この作品はやや説明的なナレーションが多すぎ
 肝心の映像を圧迫しているような印象を受ける。その点がやや残念。
 ビデオ撮りのような感じの色温度の高いハッキリクッキリ映像だが、
 メイキングではフィルム撮りになっている。
 字幕がなぜか英語のみ。ナレーションとか、セリフとか結構多いが
 ぼそぼそ喋っているのが多く、意味がかなり分かりにくい。
 そのため日本語字幕はぜひ欲しかったところ。

2008年5月15日 (木)

楽天BooksのDVD新譜が値上げ!Amazonも追従!

7月に出るブルーレイの予約をしようとして、楽天Booksを流していたら
新作の割引率がどれもコレも「23%」 に変わっているのに気がついた。
昨日あたりまでは確か26%だったのに?
どうやら5/13から一斉に改訂した模様だが、どこかで告知してたっけ?

Amazonと比べて、以下の点で良かったので結構使ってたけど・・。
 ・予約の場合、ほとんど発売日当日に届く
 ・安心のヤマト運輸
 ・たまに予約特典が入っている

Amazonとの値引き競争で26%引きにしてかれこれ2年近くになるが
これでは利益もあんましないだろうし、そろそろ息切れしてきたのかもしれない。
ほとんどが送料込みだしねぇ。その送料も燃料費の高騰で上がるとの話で、
今後送料込みはつらいところかも。

購入するユーザー側からすれば、定価も値引率もアメリカよりまだまだ高いのは
確かだし、もっとがんばって欲しいところ。

Amazonの方は今のところ動きはないが、ライバルが後退した結果、
強気に出るかもしれないですねぇ。

と、思っていたらなんとAmazonも新作23%引きに変わっちゃってる!!
これは困るなぁ。月に20本近くは買うので、この値上げは痛いです。
10月までの主だったものはすでに予約済みで値上げはセーフだけど、
単発ものは結構ぽろぽろ2ヶ月前に告知されるのが多くて、これから
買うものももっと絞り込まないと保たなくなりそう・・。
しまった!10月のあしたのジョー2のブルーレイボックスの予約忘れてた・・。
orz

2008年5月11日 (日)

今日見たDVD

・シザーハンズ
 FOX/ブルーレイ/MPEG2/DTSマスターオーディオ4.0ch/105分
 ティムバートン監督のファンタジー映画。発明家から手がハサミの人造人間
 として作られたエドワードだが、普通の手に交換して完成するに前に発明家が
 亡くなり、未完成のまま山の上のお城に残されてしまう。ある日、その城を
 訪れた化粧品セールスマンの女性に見つかり、山の下の普通の人々の街で
 暮らし始めるが・・。
 普通の人と暮らし始めた異端児である人造人間をジョニーデップが演じている。
 ここでは異端児の方が常識な知識は少ないものの人間らしく、普通の人々の方が
 異端児に見えてしまうような演出が面白しろい。
 FOX初期のMPEG2エンコードだが、破綻はなく結構きれい。音声は珍しい4.0ch。

・トランスポーター2
 アスミック/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/89分
 ワケありの依頼品を運ぶ運び屋であるフランク。彼は引退を決意し、
 フランスからアメリカマイアミに場所を移して、ある高官の夫婦の子供の送迎運転手
 をしていた。ある日、病院に付き添い送迎しているときに、謎の組織から狙われて
 子供を誘拐されてしまう。
 カーアクション映画のトランスポーターの続編。時間は短いこともあってこじんまりした
 ストーリー展開で、迫力不足は否めない。アクションはまあまあか。
 映像は解像度は高いのだがややボケたようなイメージ。ハッキリクッキリではない。
 意図的なのかもしれない。音声はそれなり。

2008年5月 6日 (火)

NHKニュースウォッチ9「DVDが劣化する。寿命は対策は?」で苦笑

今日のNHK9:00のニュースウォッチ9で「DVDが劣化する。寿命は対策は?」
つうのをやっていた。

よく知っている人なら、DVDに限らず、半永久なんてあり得ないのは
常識なんですケド。まあじぶんもLDが出た当時大々的に宣伝していた
半永久的に使えるという宣伝文句にまんまとだまされたクチですが。(笑)

このニュース中ではどういう条件がだめなのか一般的な形で見せていた。
まあ、コレは直射日光、高温多湿はダメとかまともでした。
しかし次の解決策として提示していた方法が爆笑モノ。

それは当たり前の「保存版と普段使用のコピー版」を作って、コピー版が
だめになったら「保存版をコピーして、コピーしたのを保存版にしろ」って点。

ビデオカメラなどの自分作成分はともかく、普通のTV番組はコピーワンス、
もしくはもうすぐ始まる?コピー10ではオリジナルのコピーは、
「放送送局側で無理に出来ないようにしてある」のだからこういう方法は
普通は無理ですって!いやー笑わせて貰いましたね。
自分たちでやれないようにしておいてこの方法でしろというのは大矛盾ですわ。

まあビデオカメラ撮影のをDVDにした場合にしか考えてないような放送内容
でしたんで、ある意味間違ってはないのですがねぇ。普通DVDにする大部分
の人が放送の保存という点からすれば、この点にはまるっきり触れないのは
さすが放送事業者ですな。

今日見たDVD

・オペラ座の怪人
 ギャガ/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHDデジタル5.1ch/141分
 パリのオペラ座で、”ファントム”と呼ばれる怪人の仕業とされる怪事件が
 多発していた・・。
 ミュージカル「オペラ座の怪人」を映画化したもの。ミュージカルと言うより
 オペラその物のような作り。その為かオペラ苦手な自分には退屈な作品。
 映像はかなり綺麗。音声もロスレス仕様ですばらしい。

・空軍大戦略
 FOX/ブルーレイ/MPEG2/DTSマスターオーディオ5.1ch/133分
 第2次大戦。ドイツ空軍がイギリスに侵攻するも数で劣るイギリスが本土侵攻を
 くい止めた”バトル・オブ・ブリテン”を描く。
 本物の当時の飛行機を多用した本格的な戦争映画。今ならすべてCGで
 済ましてしまうでしょうな。
 やや古くさいストーリー運びだが、それ感じさせない空中戦の妙味が面白い。
 画質は初期のMPEG2だが、マスターがいいためか、気にはならない。
 音声はサラウンドがよく効いている。

2008年5月 5日 (月)

今日見たDVD

・パルス
 ジュネオン/DVD/MPEG/ドルビーデジタル5.1ch/88分
 黒沢清監督「回路」のアメリカリメイク作品。ウェス・クレイヴンが脚本。
 ハッカーのジョシュが、幽霊のような”あるモノたち”を解放してしまう。
 そのモノたちはインターネットや、携帯電話などの回線を利用して存在を
 現し襲いかかってくる。襲われた人々は精気を吸い取られ生きる希望を失い、
 黒いアザができ、最後には黒い燃えかすのように消滅してしまう・・。
 その物は単なる幽体・妖怪?のように感じてしまうのが難点。
 日本じゃありふれた昔からの妖怪モノだが、アメリカでやられてもちょっとね。
 電波の存在する場所でしか、その力を発揮しないような表現が疑問。
 電波なんて、強弱を別にすれば、存在しない場所なんてあり得ないんだから
 ちょっと理由としては弱すぎるんじゃないだろうか。
 画質はまあまあ。音声はあまり派手ではない。

・アイ・アム・レジェンド(ネタバレ注意!
 ワーナー/ブルーレイ/AVC/ドルビーTrueHD5.1ch/104分
 ウィル・スミス主演のSFホラー。この作品も過去のリメイク。
 ただしタイトルの意味が違う。旧作はゾンビ側から見ての伝説の意味
 であるがこの作品は、人間の正常者側から見ての伝説になっている。
 ガンを撲滅するために遺伝子操作したウィルスが、治療不能なウィルスに
 変異し、全世界を覆ってしまう。そのウィルスに感染すると、
 ゾンビのようになり、凶暴で紫外線が苦手になる。なぜか免疫があり、
 NYでただ一人感染しなかった軍所属科学者がそのワクチンを生成すべく、
 日夜研究を続けるが・・。
 前半は日中NYに自分一人と愛犬サムでしたい放題気ままに生活する場面
 の連続で静かに進む。しかし中盤から感染者が姿を現し、一気にゾンビホラー
 に突き進み、アクションの連続がCGくさいのが丸わかりだがスピーディで
 面白い。しかし、地球最後の男とうたっておきながら、ラストのエンディングで
 非感染者がぞろぞろいるコロニーが出てくるのは脱力モノ。
 公開版と別エンディング版が別々に見られるが、実験体を取り戻しに来た
 ゾンビ集団の親玉に返して生き残るか、返さずに主人公が死ぬかの違い。
 画質はかなりの高画質。音声は結構派手で、ビビる場面も多い。